体が硬いヨガ先生⭐️
私が教えていた陰ヨガクラスによく来ていた男性生徒をたまに思い出す。ヨガが大好きで熱心にヨガセラピーの講習を大学で受けていて、彼がクラスに現れると嬉しかったのを覚えている。確かメキシコから来ている男性で、「スペイン語でヨガを教えたいんだけど、体が硬くてできないヨガポーズが多いから先生は無理かも」と言った。私は「何言ってるの!!??雑誌の表紙になるようなヨガポーズが簡単にできるヨガティーチャーばかりだからヨガは近寄りがたいって言う人がいるんだ!あなたのような人こそが先生になるべきだ!!!」とほぼ叫んでしまった。
何度も言うけど私は生まれつき可動域が広い上にダンスをしていたから柔軟性も高い。だからヨガを始めたばかりでも柔軟性重視なポーズは簡単にひょひょいとできた。地道にプラクティスしてできるようになったわけではない。
アメリカではいろんな人種がいて体格や可動域、柔軟性もかなりバレエティーが高い。私がひょひょいと朝起きたてでもできるようなポーズを何をしても絶対できないような人の体の感覚は私には絶対に分からない感覚だ。だからこそそういう感覚が分かる先生は貴重だと思う。
ヨガティーチャーになる人は大体が可動域や柔軟性が高くて難易度が高いとされているポーズができる先生がほとんどだ。逆に可動域が狭くて柔軟性が低く、「すごーい⭐️」と褒められるようなポーズができなくても地道にヨガをプラクティスし続けているからこそ、そしてその効果を感じているからこそヨガを熱心に教えているような先生がいたらきっと共感する人がたくさんいて、生徒がたくさん参加すると思う。
だからもし「私は体が硬くてヨガポーズの見本ができないから先生にはなれない」なんて思っている人がもしいたら私は「だからこそヨガティーチャーになってください!」と言いたい。