体が柔らかい人のためのヨガ

よく「体が硬い人のためのヨガ」というクラスや本などは見かける。ヨガ=ストレッチして体を柔らかくするもの、という概念があるからだろう。

でも「体が柔らかい人のためのヨガ」も必要だと思う。

私は生まれつき骨格的に可動域が広く、筋肉・筋膜的にも柔軟性が高い。

単純にストレッチのために前屈して胸を足にくっつける、とか後屈してつま先で頭頂をタッチする、というようなことであればかなり楽にできる。

このようにもともと体が柔らかい私にとっての陽ヨガは逆に筋肉を使って柔軟性を制限するバランスの練習がとても貴重であると共に、心身の健康につながっている。

例えば後屈するときに柔軟性だけを頼りにだらんと背骨を反るのではなく、コア筋を使って後屈の程度を微妙に調節するような練習。

「体が柔らかいからこのポーズはできるはず」という自分や先生の期待を逆に応えず、体の柔軟性と力強さを上手にバランス良く使い、ポーズを完璧にしようとしない練習。

陰ヨガではじっくりと体の感覚を感じる時間があるからこそ普段は気づいていないような感覚を感じる練習にぴったりだ。ポーズしている時に体が柔らかい人は「何も感じない」と言う人が多いけど、何も感じないわけはないと思う。自分が期待しているような、もしくは慣れているような強烈な感覚を感じていないだけだと思う。

陰ヨガではそんなに強烈な感覚を感じる必要はない。

体が柔らかい人こそじっとポーズをホールド中に何を感じるのか・感じたいのか期待を捨て、気持ちを落ち着かせて実は潜んでいる色〜〜〜んな感覚に集中してみるとどうだろう?自分のために効くポーズの組み立て方も変わってくるかもしれない。

体が柔らかい人だからこそのヨガへのアプローチってあると思う。

IMG_6262.JPG
Previous
Previous

My dogsitting days

Next
Next

do the wobble