皮肉な i love you
ハッピー父の日!
今月81歳になった私のお父さんは生まれ持った技なのか、20代後半からず〜っと海外駐在だったからなのか、sarcastic joke(皮肉っぽい冗談)がとってもお上手。
私はもう少し若い頃この皮肉コメントにいちいちムカっとくる時代があった。せっかく1年に1回か2回しか会えないお父さんとの貴重な時間なのに、ムカっとしてふてくされてその時間を(お父さん本人は気づいていないかもしれないけど)無駄にしたことは多々あった。
その皮肉コメントを気にすればするほどムカっ度がアップし、父の無数にある好きなところや素晴らしいところを忘れてしまっていたかのようだ。
私の父はいつも私が進む道をあたたかく見守ってきてくれている。
私が大学留年したときも声をあげて怒ったりもせず冷静に「あと1年頑張って大学行きなさい」と余分な大学費用を払ってくれ、会社に就職せずに東京ディズニーランドでパレードダンサーになる!と言っても何も文句言わず、私が離婚することを伝えたときも完全に理解しサポートしてくれた。
そして何よりも色んな意味でgenerousな父だ。
こんな素晴らしいお父さんは本当になかなかいないと思う。
皮肉コメントなんて本当にかわいいもんだ。実際随分前からこの皮肉コメントを言われても「愛情表現だ」と思うようになった。
だからこれからもたくさん皮肉な i love youが楽しみだ。