ヨガポーズはパフォーマンスじゃない
前回の日本語ブログに書いたようにビシビシ先生に言われた通りプラクティスしていた時代、先生にクラスでポーズのデモンストレーションを頼まれることが多々あった。
他の生徒たちがプラクティスを一時中断し、わたしの周りに集まったりわたしに目を向け、わたしは先生に言われた通りに体の隅々をこまかく動かしヨガポーズに入りホールドした。
先生のデモンストレーションに選ばれた!というプレッシャーもあるし、良いところ見せたいというエゴもあるし、他の生徒に見られているという緊張感もあるし、で多少無理してディープなところまでポーズをすることは多分しょっちゅうだった。
この頃はまだわたしも30代前半で当たり前だけど今よりは若かったし、わたしの可動域の広い体だからこそ体を痛めることはなかった。
今となって振り返ると無理してたなぁと思う。でもその多少無理してでもヨガポーズをデモンストレーションし、先生や生徒に “BEAUTIFUL!” と褒められ、ときには拍手までされた。
でも。。。ヨガポーズって人に見せるためのものじゃない。パフォーマンスではない。
体の感覚は見せられるものじゃないからもちろん体を動かしてヨガのポーズや動きを教えるときは見せなきゃいけないし、教えている側としては生徒たちの体を見なきゃいけないけど、それはあくまでも表面だけ。
変な例えかもれしれないけど、美味しそうに見える食べ物でも実際食べたら美味しくないかもしれない。
ヨガポーズはあくまでも何かを学ぶためのツールのひとつでしかない。見せるためにやっていたらただのパフォーマンスになってしまう。